ドル/円(USD/JPY)概要
先週の振り返り:
ドル円は、米10年債利回りが4.2%台後半まで上昇したことで年初来高値となる147.37円まで上昇したものの、弱い米労働関連指標を受けて米金利が4.08%まで低下に転じると145.35円まで反落した。
しかし
8月米製造業PMI改定値や8月米ISM製造業景況指数、7月米建設支出が軒並み予想より強い内容だったことが分かると米金利の上昇とともに一転ドル買いが広がったことで、前日の高値146.25円を上抜けて、146.29円まで上値を伸ばした。
ドル/円(USD/JPY)日足 テクニカル分析
今週はNY市場が休場なので動きづらい展開?
- 今週は146.00円~146.50円のレンジ内で推移するかを見極める必要がある。
- 146.50円を超えたらドル売り・円買い介入に警戒
今後の動向
- 今週は、19-20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの有無の判断材料になる地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表される。
- FRBがインフレ指標として注視している7月のPCE総合価格指数は前年比+3.3%と、6月の同比+3.0%から伸び率が上昇していたため、利上げの可能性を高めている。
- 本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性には引き続き警戒
■経済指標
▼6日(水)
・ISM非製造業指数
▼9日(土)
・FRBブラックアウト期間開始(9日〜21日)
▼19日(火)20日(水)
・FOMC
今週の仮説:
- 146.00円~146.50円の中で推移する
- 146.00円の節目で下値が買い支えされる場合、一旦は、146.50円を試す動きとなる
- 146.50円を超えない場合、146円割れを試す